2015年12月05日 全日本学生空手道連盟 高段者審査会に思う
11月22日、全日本学生空手道連盟主催による6段・7段・8段の高段者審査会が行なわれました。
今回8段を受審した方の中には、81歳の先輩がおられました。今まで長く学生空手道の発展に尽くされた大先輩でありまして、見事に形を演武され、感銘を受けました。自分が81歳になった時、皆さんの前で技術を披露することができるでしょうか。いえ、誰しもができるわけではありません。あれほどの執念をもって空手の稽古を積み重ねてこられた先輩のご努力に、敬服をいたします。
段位というものの考え方は単に技術が優れているだけではなく、学生空手道の発展にどれだけ寄与したかという、いわゆる貢献度がきちんと評価されるべきものではないでしょうか。そして、空手道をどれだけこの世の中に発展させるかということに汗を流したという人は、それなりにきちんとした高段位を保障されなければと思うのであります。
昔は、剣士といった人達は強ければ禄を食むことができる、つまり、生活の支えとすることができました。強さイコール飯の種であった時代は、ただ強いということに意味がありました。しかしながら、今はそのような時代ではありません。例えば、空手で瓦を何枚割ったとか、板を何枚割ったとかは、何一つ自慢できることではないと思います。むしろ、「空手道に励むとあんな立派な人になるんだね」と地域の人から信頼され、尊敬の眼でみられるような指導者になっていかなければならないでしょう。
今回8段を受審した方の中には、81歳の先輩がおられました。今まで長く学生空手道の発展に尽くされた大先輩でありまして、見事に形を演武され、感銘を受けました。自分が81歳になった時、皆さんの前で技術を披露することができるでしょうか。いえ、誰しもができるわけではありません。あれほどの執念をもって空手の稽古を積み重ねてこられた先輩のご努力に、敬服をいたします。
段位というものの考え方は単に技術が優れているだけではなく、学生空手道の発展にどれだけ寄与したかという、いわゆる貢献度がきちんと評価されるべきものではないでしょうか。そして、空手道をどれだけこの世の中に発展させるかということに汗を流したという人は、それなりにきちんとした高段位を保障されなければと思うのであります。
昔は、剣士といった人達は強ければ禄を食むことができる、つまり、生活の支えとすることができました。強さイコール飯の種であった時代は、ただ強いということに意味がありました。しかしながら、今はそのような時代ではありません。例えば、空手で瓦を何枚割ったとか、板を何枚割ったとかは、何一つ自慢できることではないと思います。むしろ、「空手道に励むとあんな立派な人になるんだね」と地域の人から信頼され、尊敬の眼でみられるような指導者になっていかなければならないでしょう。
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