2017年11月14日 先の選挙を振り返って
国政選挙が終わりました。今回、岡山一区では、自民党の県会議員、蜂谷弘美氏が希望の党から名乗りをあげ、前回の選挙では維新の党から出馬した、高井たかし氏は、今回、共産党の全面支援のもと立憲民主党から立候補、逢沢一郎陣営としては非常に緊張感のある選挙戦となりました。
というのは、前回の選挙戦では、高井たかし氏は6万票を獲得しており、共産党支持票の1万5千票と合わせると、今回約7万票を獲得するのでと予想されました。一方、逢沢氏の前回獲得票は約9万票。希望の党からの蜂谷氏が2万票を得た場合、逢沢氏が負ける恐れがあったからです
この状況に、逢沢先生自身もいつも以上に脇を閉め、自らマイクを握り、車を降り、選挙区全域を回り熱い選挙運動を展開しました。結果は、逢沢先生の圧勝。7万票の支持を集めるのではと予想されていた高井たかし氏ですが、共産党との共闘ということで、リベラルではあるが保守色の強い支持者離れが起きたのか、予想を下まわる約7万票の獲得にとどまりました。蜂谷氏は予想通り約2万票を獲得しましたが、逢沢先生をおびやかすほどには至りませんでした。
希望の党といい、立憲民主党といい、選挙に勝つためだけの急ごしらえの政党であり、政党の綱領もなく組織としても未熟で、ほとんど政党としての体をなしていない感は否めませんでした。とは言え、自民党、公明党合わせての313議席獲得は、大勝利だったといっても過言ではないでしょう。
開票速報の入るなか、安倍首相は決して勝利におごることなく、この獲得議席数を非常に重く受け止め、国の舵取りの重責を全うするため、国民各層の意見に耳を傾け謙虚に政策を展開する、そんな気構えがみてとれました。 今回“大儀なき解散”だとか“突然の解散”だとか、“もりかけ問題を隠すための解散”などと揶揄されましたが、現在の国際情勢や国難を考えると、実に適切な時期での解散であり、一部マスコミの偏重報道に惑わされることなく、有権者が懸命な判断を下したことに感謝しています。衆議院議員は常に「常在戦場」。突然の解散であろうがなかろうが、常に戦場に居る心構えでいなければなりません。
この勝利を基に、自公連立政権はさらに足場を固め、慎重かつ大胆に政策を展開していくべきです。連立政権の人事は一切変更もなく、継続して国家運営に携わるわけですが、政策上の課題も山積しており、国民への説明責任を果たすとともに、我が国の大きな課題である、憲法改正問題や安全保障問題、少子高齢化問題への適切な取り組みを期待するところです。
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