熱血先生はたようじ 波多洋治 BLOG

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2017年08月08日 総務委員会による備中県民局管内視察(7月11日・12日)

7月11日・12日、総務委員会による備中県民局管内の視察が行なわれました。

domaine tettaのワイン最初に訪問したのは、新見市哲多町にある農業生産法人tetta株式会社です。

この地は、今から25年ほど前に岡山県が大型農業地帯として造成開発したところです。しかし、野菜づくり等に失敗をして耕作放棄地になっていました。それを、耕作放棄地の再生のため、高橋竜太氏が平成21年にtetta株式会社を設立し、平成28年9月には「domaine tetta(ド メーヌ テッタ)」と屋号を改められ、成功しています。

この地の石灰岩の土壌はフランスのブルゴーニュに似ており、ぶどう栽培に非常に適した環境だそうです。およそ10haの広大な土地では、約20品種のワイン用のぶどうが栽培され、ぶどうの販売と同時に、ワインの醸造・販売をしています。

パートも含めると15人の従業員が生産に携わっており、20代から40代前半までの若い世代が中心になっています。生産の30%は直売、60%は卸売。10%は県内の飲食店と契約し、およそ5万本のワインを50社の飲食店に卸売しています。この程度ならば、営業マンをおかずとも、自社の社員で十分に対応できるというお話でした。
今後は、新たなワインの醸造や、貯蔵技術の開発など、大学や企業とも連携してワイナリーづくりに挑戦したいということであります。大変な山の中で、アクセス路も一本しかないような中山間地域の会社ですが、将来に向けて夢や希望が詰まった事業が展開されていることに驚きました。醸造施設など多額の費用も考えられますけれど、一企業としてこれらに取り組んできたことに、高橋さんの努力と先見の明に拍手を送りたいと思います。


実は、私の従兄弟が、ふるさと隠岐の島海士町でワイナリーづくりに挑戦をしています。現在、ぶどうづくりに成功し、ワイナリーづくりに挑戦するということですので、ぜひ、「domaine tetta」にも勉強しにきたらいいなあと思います。さっそく従兄弟には案内をするつもりであります。


高梁川を上り新見に  domaine tetta
・高梁川を上り新見に                     ・domaine tetta 店の看板     
ワイナリー工場 ぶどう畑
・ワイナリー工場の全体像                ・ぶどう畑   

説明をお聞きしながら 記念撮影
・説明をお聞きしながら                  ・記念撮影   


その後、哲多の山中からバスを走らせ、「哲多食源の里 祥華」で千屋牛めしの丼をいただきました。

周囲は山また山の自然に囲まれ、目の前には美しい川が流れ、まさに山紫水明の和風レストランでありました。「このような山の中にも人が足を運ぶのかなあ」と思いましたが、たくさんの人がお店で昼食をとっておりましたのに、いささかびっくりしました。
     
哲多食源の里 祥華 哲多食源の里 祥華
・哲多食源の里 祥華   


そして、新見から高梁に車を走らせ、高梁市複合施設を訪れました。
高梁市複合施設は、全体事業費として19億8千万円を投じて作られました。1階はバスセンターやテナント、2階は図書館・観光案内所・蔦屋書店・カフェ、3・4階は図書館です。また、2階には高梁駅との連絡道があり、改札口とつながっております。

高梁市図書館 高梁市外の人も図書利用カードを作ることができるため、市外から52.4%の来館者があるとのことです。さらには、来館者の70%を女性が占めるそうです。

4階部分には、キッズのための部屋や読み聞かせをする部屋もあり、子どもや親子が楽しく遊べる空間も設けられております。常ならば、「静」と思える図書館が、まことにイキイキとした「動」を感じる図書館でありました。

地元の高梁市長 近藤隆則氏もお見えになり、高梁市複合施設について熱く語られました。ビフォー・アフターを比べてみますと、蔵書数が10万冊から12万冊に増冊したり、閲覧席や座席の数が大幅に増えたり、学習・ワークスペースができたり、図書館の中に観光案内所やカフェが新たにできてたりしています。また、イベントなどたくさんの面白い企画に取り組まれております。
人口3万2千人という高齢化や人口流出という中で、「未来につなぐ図書館」としての大胆な取り組みにびっくりし、大変ユニークであると感心いたしました。今後ますます発展するだろうと、大変期待しております。


高梁の街並み 高梁駅前 山田方谷像
・高梁の街並み                       ・高梁駅前 山田方谷像   


さて、高梁市複合施設視察の後、バスは笠岡に向けて高速道路を走りました。

昼食会場にて  今晩の宿舎は笠岡グランドホテル、夕食は近くの辻与旅館です。辻与旅館には、犬養木堂先生の関係するたくさんの遺品があり、書などをしばし見学いたしました。

翌日の昼食会場には、地元の天野自民党幹事長もおみえくださり、激励をいただきました。

犬養木堂と遺品   犬養木堂と遺品
・犬養木堂と遺品   


二日目の7月12日は、笠岡諸島交流センターの視察に行きました。
笠岡市には、高島・北木島・白石島・真鍋島などがありますが、島自体の生き残り作戦としての自立策など考える必要があります。今後の課題も多く、例えば、北木島では北木石に関わる石材店が127ヶ所もあったところが、今は2ヶ所しかない、というような現実があります。また、島民の足としての定期船についても、これからも継続的に確保できるかどうかということは、島の振興策に大きく関わってきます。

笠岡諸島交流センターにて笠岡諸島交流センターは、国から1億4千万円の補助金を受け、笠岡市が2億円を投じて作られた施設です。

COS(センターオブコミュニティ)の名の通り、地域の若者達や、大学との連携の拠点であり、離島振興に関わるさまざまな事業を実施する場所であります。笠岡諸島に向かう船の待合所であるとともに、若者達が集う「みなとこばなし」という会議場なども用意されており、地方創生に大きな役割を果たしていることもみえました。

今後の笠岡諸島の新たな発展のために、重要な役割が期待されている施設であります。


次に、備中県民局井笠地域事務所を訪問いたしました。この地域事務所の出宮所長は、この3月まで議会事務局に勤めており、我々議員も温かいご指導とご支援をいただいた方であります。

さて、井笠地域は、3市2町から成り立っている地域であり、面積は550m2、県下の7.7%に当たります。人口は15万人余りで、県下の7.8%に当たる地域であります。地域事務所のさまざまな問題について概要の説明をいただきました。


そして、今回の県内調査の最後は、矢掛町でした。
矢掛町は、江戸時代に大名行列で栄えた宿場町です。その当時に使われていた本陣や脇本陣などがそのまま残されており、これらを古民家再生による地域活性化策として取り組んでおります。また、矢掛の町並みは明治・大正・昭和の建物も混在しております。それらの町並みと建物の外観等を整理し、新しい町並みの景観を保持すると同時に賑わいを作り出すための空き家の活用が行なわれています。古民家再生事業費約7億2千万円をかけ、平成26年には、やかげ町家交流館、矢掛屋本館及温浴別館が完成しました。そして、平成27年度を「観光元年」と位置づけ観光による活性化にも取り組んでいます。


再生事業に取り組む安達さん矢掛町長山野さんにもご出席をいただき、やかげ町家交流館、矢掛屋本館及温浴別館、平成29年にオープンした観光拠点「矢掛豊穣 あかつきの蔵」などをご案内いただきました。古民家が現代に活きる新しい街づくりとして活用され、食事のできる場所、土産物を販売する場所、宿泊施設など充実しており、これからの賑わい創出に大変期待が持てるという感じがいたしました。

県内には、美作・津山・笠岡・備前・倉敷・玉野・岡山ほか87市町村の岡山県特産品を一同に集めて販売をするような場所がありません。矢掛町こそ、「”この地に来れば、岡山の全てを歩かなくても、岡山の全ての名産品が揃っている”といえるようなスポットにすれば、観光施設としても今後大いに発展する可能性があるのではないか」というようなお話をさせていただきました。

「矢掛豊穣 あかつきの蔵」の土産物店に入ったので、「和紙はありませんか」とおたずねしてみました。
ところが、「ありません」とお返事が返ってきたので、少しだけ失望しました。そこで、「この矢掛に岡山県産品が集合していたら良いのではないか、観光客のみなさんが音楽で触れ合ったりできるような催し物があれば良いのではないか」というお話もさせていただきました。
「あかつきの倉」の筒井さんも、熱心に私の話を聞いてくださったので、矢掛はまだまだ変わるなあ、まだまだ前向きに発展するなあ、という感想を持ちました。(
写真は再生事業に取り組む安達さん

 

古民家をホテル風に再生
・古民家をホテル風に再生

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はたようじ 波多洋治

はたようじ 波多洋治

自由民主党公認岡山県会議員

昭和18年9月14日 島根県隠岐島生れ

住所/岡山県岡山市北区白石65-3

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