2016年03月18日 46回目の一般質問!
3月9日は46回目の一般質問でした。この日は二番目に登壇し、傍聴席には40数名の方がご来場くださり、質問の様子を聞いていただきました。
質問は教育問題一本に絞って、混迷混乱の最中で次々と起こる教育界の不祥事について、なぜ不祥事が起こるような温床になっているのか、解決するためにどのような解決策があるのか等、知事、および教育長を質しました。質問と答弁を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
一つは、教育公務員特例法第21条に記載されている公務員の「研修」の義務について取りあげました。「研究」は自らの教育指導技術を研究したり、自らの知識や技術を深めたりすることであります。しかし、もう一つの「修養」という意味の研修が、教育界にはなかったのではないかと追及をいたしました。
岡山県では、学力向上のため、教育環境を整備するため、様々な事業計画が盛り込まれており、多額の予算を計上しています。しかし、それらは全て教育の周辺環境の整備ということであって、教師自身の「修養」のための研修にあてられる費用は一切計上されておりません。なぜでしょうか。
大学卒業をして現場に入った時から、新米教師も「先生」というところから始まるわけですけれども、完全無欠の先生というものではありません。心を磨き、人格を陶冶する「研修」は、常に継続的に不断の努力が続けられなければなりません。しかしながら、教育委員会は、何か「修養」をするための研修を避けて通りました。それは、官制研修に根強く反対する勢力が現場にあったからであります。ついに妥協し、「修養」という名の研修に取り組むことは、いささかもありませんでした。
結果、教師は我が物になり、自己中心になり、あらゆることが自分の意思で決まると錯覚をしてしまいました。教師の指導に従わなければ、子どもが悪い・家庭が悪いというような話になり、教師自らが謙虚に反省するということは非常にまれであります。
そのような中、指導主事という人が県下に232名います。指導主事は、現場の教師に対する的確・適切な指導技術の指導助言をするべき立場にありますが、と同時に、新人教師の人間的研修にもあたらせるべきではないでしょうか。
採用後2年間は研修期間として、民間へ入社体験をする、宿泊研修を通して心身の鍛錬をする、自衛隊に体験入隊して心身を鍛える等してはどうでしょうか。これらを通して、教師の志や信念を鍛えたうえで教壇に立たせるというような、新人教師研修活動に指導主事が取り組むべきではないでしょうか。
また、教師の悩みや保護者の悩み等に迅速に対応する、ワンストップのサービス機関があってはどうかと思います。指導主事が学校や家庭にじかに訪問をする等、顔の見える教育行政機関に再編されることも検討していただきたいと、最後にお願いをいたしました。
■46回目の一般質問!■
平成28年3月9日(水)
1. 教育界の不祥事について
2. 教育再生のための教育長への期待について
3. 生き活き指標の達成見通しについて
4. 教育再生について
>> 【資料】 第46回めの一般質問!(平成28年3月9日)(PDF)
質問は教育問題一本に絞って、混迷混乱の最中で次々と起こる教育界の不祥事について、なぜ不祥事が起こるような温床になっているのか、解決するためにどのような解決策があるのか等、知事、および教育長を質しました。質問と答弁を掲載しておりますので、ぜひご覧ください。
一つは、教育公務員特例法第21条に記載されている公務員の「研修」の義務について取りあげました。「研究」は自らの教育指導技術を研究したり、自らの知識や技術を深めたりすることであります。しかし、もう一つの「修養」という意味の研修が、教育界にはなかったのではないかと追及をいたしました。
岡山県では、学力向上のため、教育環境を整備するため、様々な事業計画が盛り込まれており、多額の予算を計上しています。しかし、それらは全て教育の周辺環境の整備ということであって、教師自身の「修養」のための研修にあてられる費用は一切計上されておりません。なぜでしょうか。
大学卒業をして現場に入った時から、新米教師も「先生」というところから始まるわけですけれども、完全無欠の先生というものではありません。心を磨き、人格を陶冶する「研修」は、常に継続的に不断の努力が続けられなければなりません。しかしながら、教育委員会は、何か「修養」をするための研修を避けて通りました。それは、官制研修に根強く反対する勢力が現場にあったからであります。ついに妥協し、「修養」という名の研修に取り組むことは、いささかもありませんでした。
結果、教師は我が物になり、自己中心になり、あらゆることが自分の意思で決まると錯覚をしてしまいました。教師の指導に従わなければ、子どもが悪い・家庭が悪いというような話になり、教師自らが謙虚に反省するということは非常にまれであります。
そのような中、指導主事という人が県下に232名います。指導主事は、現場の教師に対する的確・適切な指導技術の指導助言をするべき立場にありますが、と同時に、新人教師の人間的研修にもあたらせるべきではないでしょうか。
採用後2年間は研修期間として、民間へ入社体験をする、宿泊研修を通して心身の鍛錬をする、自衛隊に体験入隊して心身を鍛える等してはどうでしょうか。これらを通して、教師の志や信念を鍛えたうえで教壇に立たせるというような、新人教師研修活動に指導主事が取り組むべきではないでしょうか。
また、教師の悩みや保護者の悩み等に迅速に対応する、ワンストップのサービス機関があってはどうかと思います。指導主事が学校や家庭にじかに訪問をする等、顔の見える教育行政機関に再編されることも検討していただきたいと、最後にお願いをいたしました。
■46回目の一般質問!■
平成28年3月9日(水)
1. 教育界の不祥事について
2. 教育再生のための教育長への期待について
3. 生き活き指標の達成見通しについて
4. 教育再生について
>> 【資料】 第46回めの一般質問!(平成28年3月9日)(PDF)
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