2016年08月19日 総務委員会の視察に行ってまいりました 愛知県(名古屋、中部臨空都市)、仙台
8月2日から、総務委員会の視察に行ってまいりました。
1番目の訪問先は、県営名古屋空港でした。ご承知の通り、名古屋には国内線発着の名古屋空港と、セントレア中部国際空港があります。県営名古屋空港は9市との路線を開設しておりますが、北海道や沖縄の路線はありません。セントレア中部国際空港との競合を避け、現状の路線を上限にしているからです。今後、名古屋空港の発展はどのような策を講じていくのか、大変興味深いところです。
といいますのも、名古屋空港は市の周辺から近いところにありますが、セントレア中部国際空港へはかなりの距離があります。つまり、名古屋空港は大変便利なのに、セントレア中部国際空港まで行かなければ、北海道や沖縄には行けないのです。セントレア中部国際空港があるために、これらの路線を開設しないというなら、これからどのように空港を発展させるのか、疑問が残りました。
年間の収支状況を質問したところ、平成27年度は9億円の赤字が計上されたそうです。それは、借金の返済に要するものも多いからとうかがいましたけれども、いささか腑に落ちないところがあります。名古屋空港の近くには自衛隊の基地があり、自衛隊機の離発着が年間12‚000回程度あります。また、三菱重工業の工場が隣接しており、最新式の飛行機MRJの試験飛行が、名古屋空港を拠点に行なわれています。これらを考えますと、名古屋空港の利用度は今後も上がるかもしれません。今後の発展が期待されます。
8月3日は、愛知県企業庁と中部臨空都市の視察をいたしました。そして、セントレア中部国際空港から仙台に向かい、多賀城跡の調査を行いました。
翌日の8月4日は、名取市役所に入って、大震災のあとの復興事業の取り組みについて調査を行いました。名取市は、東北大震災の折に923名の人的被害があったところです。太平洋に面する海岸沿いはことごとく津波に流されました。現在、土地をならしたり、埋め立てをしたり、新たな住宅建設のために急ピッチで工事が行われております。また、震災後、各地区の自主防災組織率を高める取り組みがなされております。必要な資材の調達や倉庫建設などに補助金を出し、地域の自助共助を特に推進しているところが印象に残りました。
次に、仙台育英高校の視察に行ってまいりました。敷地内に甲子園と同じ広さの野球場があり、雨天練習場のための素晴らしく大きな体育館があり、2階建ての野球部専用のクラブハウスもありました。私学が野球のみならず、スポーツ振興に多額の経費を投入していることが分かります。
私は一番に、私学の授業料に対する補助の仕方についてうかがいました。公立高校の授業料が無償でありますね。私学との経費の格差がある中で、公立との格差が生じないようどのようにしているのか。次に、絶対的に生徒数減という中で、定員を確保するのにどのようなことに腐心されているのか。最後に、岡山県の不登校や中途退学者の例を挙げて、高校における生徒指導の実態についてうかがいました。いずれにしても、東北仙台の地で、まさしく輝いている私学という思いがいたしました。
1番目の訪問先は、県営名古屋空港でした。ご承知の通り、名古屋には国内線発着の名古屋空港と、セントレア中部国際空港があります。県営名古屋空港は9市との路線を開設しておりますが、北海道や沖縄の路線はありません。セントレア中部国際空港との競合を避け、現状の路線を上限にしているからです。今後、名古屋空港の発展はどのような策を講じていくのか、大変興味深いところです。
といいますのも、名古屋空港は市の周辺から近いところにありますが、セントレア中部国際空港へはかなりの距離があります。つまり、名古屋空港は大変便利なのに、セントレア中部国際空港まで行かなければ、北海道や沖縄には行けないのです。セントレア中部国際空港があるために、これらの路線を開設しないというなら、これからどのように空港を発展させるのか、疑問が残りました。
年間の収支状況を質問したところ、平成27年度は9億円の赤字が計上されたそうです。それは、借金の返済に要するものも多いからとうかがいましたけれども、いささか腑に落ちないところがあります。名古屋空港の近くには自衛隊の基地があり、自衛隊機の離発着が年間12‚000回程度あります。また、三菱重工業の工場が隣接しており、最新式の飛行機MRJの試験飛行が、名古屋空港を拠点に行なわれています。これらを考えますと、名古屋空港の利用度は今後も上がるかもしれません。今後の発展が期待されます。
8月3日は、愛知県企業庁と中部臨空都市の視察をいたしました。そして、セントレア中部国際空港から仙台に向かい、多賀城跡の調査を行いました。
翌日の8月4日は、名取市役所に入って、大震災のあとの復興事業の取り組みについて調査を行いました。名取市は、東北大震災の折に923名の人的被害があったところです。太平洋に面する海岸沿いはことごとく津波に流されました。現在、土地をならしたり、埋め立てをしたり、新たな住宅建設のために急ピッチで工事が行われております。また、震災後、各地区の自主防災組織率を高める取り組みがなされております。必要な資材の調達や倉庫建設などに補助金を出し、地域の自助共助を特に推進しているところが印象に残りました。
次に、仙台育英高校の視察に行ってまいりました。敷地内に甲子園と同じ広さの野球場があり、雨天練習場のための素晴らしく大きな体育館があり、2階建ての野球部専用のクラブハウスもありました。私学が野球のみならず、スポーツ振興に多額の経費を投入していることが分かります。
私は一番に、私学の授業料に対する補助の仕方についてうかがいました。公立高校の授業料が無償でありますね。私学との経費の格差がある中で、公立との格差が生じないようどのようにしているのか。次に、絶対的に生徒数減という中で、定員を確保するのにどのようなことに腐心されているのか。最後に、岡山県の不登校や中途退学者の例を挙げて、高校における生徒指導の実態についてうかがいました。いずれにしても、東北仙台の地で、まさしく輝いている私学という思いがいたしました。
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