熱血先生はたようじ 波多洋治 BLOG

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2017年05月18日 「ものづくりの国 日本」を支える、技術を学べる学校制度を

今日、岡山県は、5554名の不登校長欠児を抱えておりますが、まったく対応できておりません。この問題を解決するにはどうしたら良いのでしょう。

県には、様々な行政上の提案事項や要望事項を国に対して出す機会があります。私は、中学校を卒業した時に、技術で社会に貢献できるような、専門的な技術を訓練できる学校制度があれば良いと思っております。こういった学校制度を作ることを、岡山県として、きちんと国に要望してもいいのではないかと、お話しいたしました。

「足立工場男子」という写真集をご存知ですか。足立区の工場で働いている若い男性が、汗をかいて頑張って働いている姿をスクープした写真集です。工場には、3K(キツイ、汚い、危険)な仕事だというイメージがあり、未だに次の時代を担う技術者が参画していないのだそうです。それを払拭し、工場に若者たちを集めるために出された写真集です。

「ものづくりの国 日本」と言いながらも、何か技術が軽んじられている風潮があり、後継者が育っておりません。「ものづくりの国 日本」を支える技術を、中学校の15歳前後から学べる学校があったらよいのではないでしょうか。中学生ともなれば、身体的、精神的、能力的にも、1人の技術者として充分やっていけると思えます。


現在、中学校から高校に進学する生徒は、97%以上です。進学するためには入試があります。中学校はそれに対応できなければなりませんから、結局、高校に入るための予備校としての知識と技術を学ぶ場所になってしまっております。そのため、社会に出て働く社会人としての知識や技術、キャリア教育がおろそかになってしまっています。

私は、今後は、中学校にも選択制が必要だと考えております。今はそういうカリキュラムがありません。作ろうと思えば、今の学校制度を抜本的に考え直さなければなりません。また、専門的な技術を訓練できる学校を作ろうと思えば、莫大な予算が必要になります。もちろん、学校も必要ですし、人材、お金、技術を教えるための設備も必要になります。

このようなことを考えますと、もはや、一地方、一岡山がやるべき案件ではありません。国家的なプロジェクトの中で取り組みが必要に思えるのです。岡山県より国に、もっと積極的に取り組んでほしいと要望していただきたいと、願っております。

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