2019年07月22日 県外調査について【県政】
7月22日(月)~25日(木)まで、岡山県総務委員会の東北3県視察に行ってまいりました。大阪までは新幹線で、そこからは飛行機を利用して一路青森を目指しました。
最初の訪問地は青森県庁・県土整備部です。
青森県では、平成20年6月に起きた、岩手・宮城内陸地震を受け、早急に「大規模災害時総合対策事業」への取り組みを開始しました。
輸送経路の分断、孤立集落の発生など、インフラ災害を想定した「被災想定マップ」の作成ほか、“逃げる”という発想への転換を重視した「防災公共」を提唱し、ハード面、ソフト面の両面から複合的な検討を行い、被害を最小限に食い止めるための対策を行っています。
私は、施策の優先順位はどのように決定するのか、災害時の医療行為における優先順位を考慮した“トリアージ”的な判断はだれが行うのかなどを質問してきました。
くわえて、岡山県では「自らの命は自らを守る」を提唱し、自助公助策を推進しているが、すべてを公助で考えた場合、“逃げる”という発想を重視させるのは困難なのではないか、という疑問も投げかけてきました。
翌23日(火)は、大舘市の「紅山自然公園」の視察に訪れました。
この地は、秋田県北部に位置する、静かで緑豊かな、自然災害の少ないエリアであることから、IT系ベンチャー企業が「サテライトオフィス」として、6棟の施設を建設。若者の研修場所として利用されているところです。素晴らしい取り組みだと感心すると同時に、今後の発展のためには、アクセス路の整備など充実させるべき課題も散見しているように思いました。
次の訪問地は、盛岡市にある「岩手県庁・環境生活部内若者女性協働推進室」でした。
今後の岩手を担っていく若者たちへ向けた支援策の一環として「いわて若者カフェ」プロジェクト実施。市の中心地にある「岩手公会堂」地下のスペースをリノベーションし開放しています。若者同士の自由交流を目的としたイベントスペースや、情報発信スペースとしてとても役立っています。
今年の5月には「カフェミーティング」が実施され、“次世代のコミュニケーションを想像する”をテーマに、体験型のワークシップなども開催されました。
市の中心地とあって、駐車場確保の問題などもありますが、とても素晴らしい取り組みだと感心しました。
24日(水)は、岩手県、楽波町の「オガール」を視察してきました。
“オガール”とは、「にがきやか」という意味のフランス語と、大きい声で叫ぶというような意味あいの岩手弁を掛け合わせた造語だそうで、ホテル、図書館、バレーボール専用体育館、産直マルシェ、カフェなどが入った複合型施設で、年間80万人が集まる人気スポットとなっています。
助成金に頼らない、新しいスタイルの公民連携型の地域活性のプロジェクトの一例として、全国から注目を集めています。
今後は、自治体の緊縮財政のなか、いかに活力ある町作りを維持していけるか、民間がいかに積極的に参画し、特徴あるアイデアをだしていけるかなどがカギかと思われますが、未来の社会のあるべき姿を見据えた素晴らしい取り組みで、これからも多いに注目していきたいと思っています。
最後は、秋田県にある「秋田県人変身力会議」を視察してきました。
「秋田を盛り上げよう」と始まったこのプロジェクトは、年6回定期開催、毎年一度、秋田の活性化に貢献した団体・企業などに「変身大賞」の贈呈などを行っています。
「リーダーが変われば周りが変わる」との理念のもと、“ここ一番”という場面で消極的、必要以上に遠慮深いといわれている、秋田県人の県民性を変えていく取り組みを行っています。岡山の県民性も分析し、参考にしても面白いかもしれません。
25日(木)最終日となったこの日は、「秋田空港」を視察。
民間委託の現状は課題も多々抱えているように感じました。これは、岡山「ももたろう空港」にも当てはまることです。
このことについての詳細は、別途紙面にまとめて報告する予定です。
最初の訪問地は青森県庁・県土整備部です。
青森県では、平成20年6月に起きた、岩手・宮城内陸地震を受け、早急に「大規模災害時総合対策事業」への取り組みを開始しました。
輸送経路の分断、孤立集落の発生など、インフラ災害を想定した「被災想定マップ」の作成ほか、“逃げる”という発想への転換を重視した「防災公共」を提唱し、ハード面、ソフト面の両面から複合的な検討を行い、被害を最小限に食い止めるための対策を行っています。
私は、施策の優先順位はどのように決定するのか、災害時の医療行為における優先順位を考慮した“トリアージ”的な判断はだれが行うのかなどを質問してきました。
くわえて、岡山県では「自らの命は自らを守る」を提唱し、自助公助策を推進しているが、すべてを公助で考えた場合、“逃げる”という発想を重視させるのは困難なのではないか、という疑問も投げかけてきました。
翌23日(火)は、大舘市の「紅山自然公園」の視察に訪れました。
この地は、秋田県北部に位置する、静かで緑豊かな、自然災害の少ないエリアであることから、IT系ベンチャー企業が「サテライトオフィス」として、6棟の施設を建設。若者の研修場所として利用されているところです。素晴らしい取り組みだと感心すると同時に、今後の発展のためには、アクセス路の整備など充実させるべき課題も散見しているように思いました。
次の訪問地は、盛岡市にある「岩手県庁・環境生活部内若者女性協働推進室」でした。
今後の岩手を担っていく若者たちへ向けた支援策の一環として「いわて若者カフェ」プロジェクト実施。市の中心地にある「岩手公会堂」地下のスペースをリノベーションし開放しています。若者同士の自由交流を目的としたイベントスペースや、情報発信スペースとしてとても役立っています。
今年の5月には「カフェミーティング」が実施され、“次世代のコミュニケーションを想像する”をテーマに、体験型のワークシップなども開催されました。
市の中心地とあって、駐車場確保の問題などもありますが、とても素晴らしい取り組みだと感心しました。
24日(水)は、岩手県、楽波町の「オガール」を視察してきました。
“オガール”とは、「にがきやか」という意味のフランス語と、大きい声で叫ぶというような意味あいの岩手弁を掛け合わせた造語だそうで、ホテル、図書館、バレーボール専用体育館、産直マルシェ、カフェなどが入った複合型施設で、年間80万人が集まる人気スポットとなっています。
助成金に頼らない、新しいスタイルの公民連携型の地域活性のプロジェクトの一例として、全国から注目を集めています。
今後は、自治体の緊縮財政のなか、いかに活力ある町作りを維持していけるか、民間がいかに積極的に参画し、特徴あるアイデアをだしていけるかなどがカギかと思われますが、未来の社会のあるべき姿を見据えた素晴らしい取り組みで、これからも多いに注目していきたいと思っています。
最後は、秋田県にある「秋田県人変身力会議」を視察してきました。
「秋田を盛り上げよう」と始まったこのプロジェクトは、年6回定期開催、毎年一度、秋田の活性化に貢献した団体・企業などに「変身大賞」の贈呈などを行っています。
「リーダーが変われば周りが変わる」との理念のもと、“ここ一番”という場面で消極的、必要以上に遠慮深いといわれている、秋田県人の県民性を変えていく取り組みを行っています。岡山の県民性も分析し、参考にしても面白いかもしれません。
25日(木)最終日となったこの日は、「秋田空港」を視察。
民間委託の現状は課題も多々抱えているように感じました。これは、岡山「ももたろう空港」にも当てはまることです。
このことについての詳細は、別途紙面にまとめて報告する予定です。
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